相模原市との話合いについて報告

相模原市は、施設に入所している障害者の地域移行を断固として推進するーー。
こういう言い回しであれば、比較的条例に盛り込みやすいだろうと思っていたのですが、市はそうは考えていないようです。そもそも、市は事実上地域移行に重点を置いていません。
あの調子では、相模原市の地域移行計画にしろ、厚労省が示している目標値すら達成できないのではないでしょうか。2020年5月19日付け厚労省告示213号によると、それぞれの市町村は、2019年3月末の時点でみずからの市町村に住所をかまえる施設入所者のうち、6パーセント以上の者の地域移行を来年3月末までに実現するもの、とあるのですが。いずれにしても、市に対しては、基本の基本の話が必要だと思いました。
※行政が言う地域移行はグループホーム入所を含むものですが、私はみなさんと同じくこの考え方に異議をもっています。
(その2)
相模原市が、障害者の人権はもちろん、外国人、性的少数者などの権利をも幅広く尊重する条例を制定すること自体に、反対するつもりはありません。
がしかし、「やまゆり園事件」はまぎれもない「障害者虐待事件」なのだから、相模原市にはまず、分離教育、施設収容をよしとする障害者への施策を検証することが求められているはずです。
これがないがしろにされていることに、私はあらためて強い違和感をおぼえました。
(その3)
私たちが相模原市庁舎まで出向いた日、市長はDPIとは会っていた、と報道で知りました。けっきょくのところ、DPIは市とけんかするフリをしながらツルんでいたんだ、とも思いました。

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